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とっておきの空間で心躍るサービスを堪能
丸の内のおもてなしレストラン vol.1

丸ビルと新丸ビルには、カジュアルに使えるカフェから老舗の名店まで、多種多様なグルメが揃います。なかでも、ぜひ注目したいのが、うれしい“おもてなし”をしてくれるワンランク上のレストラン。プロフェッショナルたちによる一流のお料理とサービス、こだわり抜いたテーブルウェア、眺望などの贅沢な空間は、知っていると恋人や家族、友人にちょっぴり自慢できちゃうかも。そんなとっておきのレストランから、今回は四川料理の「四川豆花飯荘」と、天ぷら専門店「お座敷天婦羅 天政」をご紹介します。

01.食べるエンターテインメント!
茶芸師のパフォーマンスが楽しい「四川豆花飯荘」

新丸ビル6階の「四川豆花飯荘(シセントウファハンソウ)」は、食文化の東西交流地であるシンガポールに本店をおく、本格四川料理の日本第1号店。本店の総料理長の味を一切アレンジせず、そのまま提供している伝統的な四川料理に加え、広東・上海・北京、そしてアジア各国のテイストをプラスした新感覚の中国料理を提供しています。

そんな四川豆花飯荘の特徴は、なんといっても中国茶の国家資格を持ったプロ「茶芸師」がいること。茶芸師とは中国茶を美味しく、美しく淹れるスペシャリスト。中国の国家資格を取得した中国人のプロが、18型ある茶芸でパフォーマンスをしながら、目の前で八宝茶を淹れてくれます。

席に着くと提供される八宝茶は、ジャスミン茶、紅なつめ、クコ、菊花、氷砂糖、百合根、龍眼、クルミといった、体にやさしい茶葉や実などを配合。爽やかな風味で冷めても何煎でも美味しくいただけ、氷砂糖が溶けると少し甘くなり、辛い料理ともマッチ。飲み方もユニークで、フタを閉めたまま受け皿ごと持ち、フタを少しずらして茶葉が口の中に入らないようにしながら飲みます。
任 国平(レン グオピン)さんは四川省の雅安で修行した後に来日。毎日100〜200杯の八宝茶をお客様の前で淹れているそう。どんな茶芸の型が見られるかは、その日の気分によるのでお楽しみに。

看板料理は「麻婆豆腐」。砂糖を使わずに豆板醤と豆豉醤、塩というシンプルな味付けで仕上げ、豆腐の甘みを感じつつも山椒でピリッとしびれる一品は、ランチでもディナーでもオーダーが耐えない人気料理です。

もう一つ、家族や友達とワイワイ食べたいのが「鶏肉の重慶とうがらし炒め」。四川料理の代表的な品目のひとつで、3種の油で揚げた鶏肉を大量の唐辛子や山椒と炒めたもの。唐辛子の中から鶏肉を探しながら食べるのですが、それがまるで「宝探しのようで楽しい!」と大人気。

ご飯もお酒も進む、ピリッと感がたまらない「麻婆豆腐」¥2,970(S)
カラッと揚がったサクサクの鶏肉と山椒の香りで箸が止まらなくなる「鶏肉の重慶とうがらし炒め」¥2,750(S)

そんなピリリとしびれる四川料理とのマリアージュにおすすめなのが、世界中から取り寄せたワイン。店内の専用セラーに約450本を常備し、ソムリエが料理に合うワイン選びをお手伝いします。四川料理とワインという新しいマリアージュをぜひ楽しんでみてください。

店内はシンガポール本店もデザインした、国際的に活躍しているシンガポール人デザイナーのシンディ&ビクター夫妻が担当。「モダンロイヤルクラシック」をコンセプトとした、新旧融合のハイカジュアルな空間になっています。一人のランチ利用はもちろん、個室も5つあるため接待から週末の家族でのお食事まで、洗練された空間で“刺激的なおもてなし”に出会えるお店です。

新旧が融合されたモダンな店内には、ところどころにベトナム刺繍の装飾が。異国情緒漂うラグジュアリーな空間で、本格四川料理を堪能できます。

Shop Information

四川豆花飯荘(新丸ビル6F/四川料理)
03-3211-4000
昼:11:00~15:00(LO14:30)
夜:17:00~22:00(LO21:00) 日祝17:00~21:00(LO20:00)
https://www.marunouchi.com/tenants/4601/index.html

02.目の前で職人が揚げる天ぷらは格別
著名人も愛した「お座敷天婦羅 天政」

丸ビル35階の「お座敷天婦羅 天政」は、神田猿楽町で昭和11年に創業し、数々のVIPや著名人、美食家に愛されてきた天ぷらの名店です。丸ビル開業と同時に移転し20年経った今も、三代にわたり伝統の味を守り続けています。

店内の席は掘りごたつ式のお座敷形式で、職人が目の前で天ぷらを揚げてくれる半円型のカウンター席が人気。揚げたての味を楽しめるのはもちろんのこと、熟練の職人と会話をしながら、ライブ感のある楽しい雰囲気も味わえると若いお客様にも人気だといいます。

猿楽町時代から35年ほど店頭に立っている、天ぷら職人の野中孝之さん。「才巻海老は車海老の子ども。甘味と香りの良さが特徴ですよ」。ランチコース¥4400〜、ディナーコース¥9350〜。その他季節のコースもご用意。

数々の美食家に愛された天政の天ぷらは、「カラッと」ではなく「ふわふわ」しているのが特徴。高温で揚げるのではなく、蒸し料理と捉え、食材の食感や香り、甘さ、素材の味、その余韻がふわっとくるように加熱しています。また、油はまめに取り替えるため、どんな時間にお店にきても新鮮な油で揚げた天ぷらを楽しめます。

人気のメニューは天政発祥の天バラごはん。初代の頃からの名物で、コースの最後にでてくるかき揚げをごはんに混ぜた一品。塩でシンプルにいただくので、素材の甘みや旨味を存分に味わえます。

コースの〆に提供される天バラごはん。お花畑のように見えることから、もともとは「天花ごはん」と呼んでいましたが、天ぷらをバラバラにしてご飯に入れていることを知った昭和天皇が、「それなら天バラごはんの方がぴったり」とお話しされたことから「天バラごはん」になったという逸話もあるとか。
カウンター席「さくら」には、元内閣総理大臣・田中角栄氏より贈られたという佐渡銀山の赤石も飾られています。
ライブ感のあるカウンター席のほか、プライベート感のある個室もご用意。小さいお子さま連れのお客さまでも気兼ねなく足を運んでいただけます。

「料理は気分や雰囲気で味が変わるため、総合的な雰囲気も含めてお客様に満足してもらいたい」と野中さんが話す通り、掘りごたつ式でゆったりとした贅沢な時間を楽しめる空間で、本物の天ぷらをお座敷というちょっと“特別なおもてなし”な空間で味わえる天政。日本の歴史と文化を感じながら、大事な人をもてなせるレストランとして、名店リストに追加したいお店です。

他店には絶対に真似のできない新鮮な食材を、素材の持ち味を最大限に引き出せるように熟練した職人が一品ずつ丁寧に揚げています。

Shop Information

お座敷天婦羅 天政(丸ビル35F/天ぷら)
03-5220-3170
昼:11:30~14:30(LO13:30)
夜:17:00~23:00(LO21:00)
https://www.marunouchi.com/tenants/1117/index.html

※2022年11月現在の情報となります。
※価格はすべて税込です。

Photo:Ayumu Muneno  Text:Ayumi Kinoshita

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